萩乃露【高島市 福井弥平商店さん】

８月３１日。高島市にある福井弥平商店さんの呑み切りに参加しました。

日本酒の試飲会で、はじめて萩乃露さんのお酒をいただいたとき、透明感のあるきれいな甘みに驚き、感動したことを今でもよく覚えてます。

福井弥平商店さんの蔵に直接お邪魔するのはこの日がはじめてで、とてもわくわく、そして緊張ながら暖簾をくぐりました。

呑み切りのお酒は約６０種類。厳粛な雰囲気の中で、一つずつ試飲させてもらいました。

試飲を終えたあと、社長の福井さんが蔵の中を案内してくださいました。

福井さんにお会いすると、「よりよくしていこう」という純粋な想いのもと、常に走り続けているような、爽やかで新鮮な風を感じます。蔵の中からも、「古い・新しい」にとらわれることなく、よいと思うことにはどんどんチャレンジしていく力強いパワーを感じました。

萩乃露さんのお酒の中に感じた純粋な美味しさは、このチャレンジの積み重ねから生まれているんだなということを実感しました。

蔵のそばには、琵琶湖とつながっているという細い水路がありました。昔はこの水路を使って、色々なものが運ばれていたそうです。

蔵のまわりをたくさんのトンボが飛んでいたのが印象的でした。

滋賀県は、生息しているトンボの種類がとても豊かで、約１００種類ほどいるそうです。トンボは清らかな水と豊かな水辺の中で生きていく生物。トンボは水環境の豊かさをしめす生き物だと聞いたことがあります。

空を飛び交うトンボを見ながら、当たり前のようにある水の豊かさや、穏やかな田んぼの風景に、あらためて感謝したい気持ちになりました。