-春-

3月


ひなまつり

3月3日は桃の節句。

春風を思わせるほんのり甘口の日本酒やワイン、果物を絞ったままのフレッシュジュースで、大人も子どももいっしょに乾杯!

こだわりのお酢をきかせたちらし寿司や巻き寿司で、春のパーティーはいかがですか?


4月


小さな田んぼのはじまり

3年前から、店の前の小さな鉢で酒米づくりを始めました。

きっかけは、地元喜多酒造さんから酒米「吟吹雪」の苗を分けていただいたこと。4月に入ると、去年実ってくれた酒米を水に浸して芽出しの準備をします。苗の大きさまで育ったら、鉢に土を入れ、水をはり、そこに「田植え」をします。

 酒米を育てるようになってから、空の様子や、そこにやってくる小さな虫たちの存在に気付くようになりました。

季節を味わう時間を持てたのは、この小さな酒米のお陰だなと思います。

どうぞ今年も元気に育ってくれますように。


5月


酒米の田植え

「六方の会」では、毎年ゴールデンウィーク明けに酒米の田植えの体験をしています。

田んぼは喜多酒造さんの真ん前にあり、そこに酒米「吟吹雪」の苗を植えています。

手で1つずつ植えていく作業は、時間もかかりますが、カエルや鳥の声を聞きながら泥だらけになる作業は心地よくもあり、翌日にやってくる筋肉痛も含めて、楽しい体験です。

▶「六方の会」で酒米の田植え体験をしました


母の日に感謝を込めて

5月13日は母の日。

優しい甘さが心地よいワインや、果物感たっぷりの果実酒、健康と美容にもうれしいフレッシュジューズなど、「お母さん」の優しい笑顔を思い浮かべながら、ぴったりのプレゼントを選んでください。


-夏-

6月


父の日「お父さんに乾杯!」

父の日は、1年のうちで最も忙しくなる日の1つです。

「自分は飲まないけれど、うちのお父さんお酒好きやから」と、毎年この日に贈り物を選びに来てくださるお客さんに会えることが、とても嬉しいです。

面と向かってはなかなか言えない感謝の気持ち、いろんな気持ちが、お酒を通して、やわらかく、あたたかく、伝わりますように。

日本酒、ワイン、焼酎、ウイスキー‥お父さんのために、とっておきのお酒、準備してお待ちしています!


ツバメの季節

店の倉庫にはツバメの巣があり、毎年この時期になるとたくさんのツバメは子育てにやってきます。

泥や藁を運んできたり、糞も落とすため、毎日の床掃除がかかせず、大変です。それでも、丁寧に巣を作っていく様子や、必死に首を伸ばして鳴くヒナ、ひたすら餌を運ぶ親鳥、飛ぶ練習をする様子‥毎日ツバメの姿に癒やされ、元気づけられて、暑い夏の繁忙期を乗り越えられているような気がします。

今年も当たり前のようにツバメたちが帰ってきてくれたことに、感謝したいです。


7月


お中元の夏

梅雨が明けると、夏の贈り物「お中元」の季節へ。

冷やしておいしい軽やかな美味しさの地元の夏酒のセットや、夏の体にうれしい麹で作った甘酒とフレッシュジュースのセット、厳選調味料と涼麺セットなどが、毎年人気です。

 


8月


お盆の帰省と近江のお酒

お中元が一段落し、お盆前になると、「お盆に帰省するのでお土産に」と、滋賀のお酒を買いに来てくださる方がたくさんいらっしゃいます。

久しぶりの家族の時間や、懐かしい友達との時間の真ん中に、ふるさとのお酒があることを想像すると、とてもうれしくなります。

滋賀に帰省して来られた方が、「帰ってきました!」とお店に寄ってくださり、懐かしい方とお会いできるのも、とてもうれしい瞬間です。

来年の夏もお待ちしています!


-秋-

9月


秋のはじまりひやおろし

9月に入ると秋のお酒「ひやおろし」が全国の蔵からやってきます。暑い夏の間、ひんやりとした酒蔵の中で過ごし、穏やかに熟成を経た秋のお酒「ひやおろし」。

お酒に携わるようになってはじめの頃は、春に出てくる「しぼりたて」の華やかな香りとフレッシュな美味しさに惹かれていましたが、ある年の秋、「ひやおろしってこんなに美味しかったんや」と思ったことがありました。まろやかで落ち着いた味わいが、自然にやさしく体に染み込んでいくようで、自分も1つ大人になったような気持ちでした。


小さな田んぼの実り

4月に植えた酒米「吟吹雪」の苗はぐんぐんと成長し、今では私の胸の高さほどまで大きくなりました。猛暑や台風、いろんなことがあって、今年はどうかなと毎日観察していましたが、9月12日の朝に穂が出ました。写真を撮りたくて稲を掻き分けると、小さなバッタやカマキリが飛び出してきました。小さな田んぼの小さな実りに感謝。


10月


酒米の稲刈り

10月に入ると酒米の収穫が始まります。私も毎年いくつかの蔵元さんの稲刈りの手伝いに参加させてもらっています。たわわに実った稲穂が、さらさらと風にゆれている風景を見ると、いろいろなものに感謝したい気持ちになります。

稲の根元をギュッとつかんで、鎌でザクザクと刈っていく感覚も気持ちよく、それと同時にびっくりしたように飛び出してくる小さな虫たちも、たまらなくかわいい。いろんな生き物たちといっしょにお米が育ってきたことを感じられる、秋の体験です。


11月


ボジョレー・ヌーボーへの感謝

ボジョレー・ヌーヴォーは、フランスのボジョレー地区で夏の終わりに収穫したぶどうを、その年のうちにワインに仕上げた新酒です。もともとは、ぶどうの収穫へ感謝し、祝うとともに、その年のぶどうの作柄を確認するためにつくられたとも言われているそうです。

ブームの頃は、ニュースでも大きく報じられていたボジョレー・ヌーボー。最近は大きく取り上げられることも少なくなりましたが、世界のあちこちで異常気象や自然災害が起こる時代に突入してしまった今、この新酒を通して、自然への思いや造り手さんへの感謝についてあらためて考えたいと思いました。


-冬-

12月


うちのクリスマスツリー

うちのお店の前にある木は「ストロベリーツリー」という名前です。小さな鈴みたいな白い花をつけて、毎年10月頃からヤマモモのような丸い実をつけます。はじめは緑色ですが、寒くなっていくにつれて黄色く色づき、ちょうどクリスマスの頃に赤い実をいっぱいつけた可愛らしい木になります。

店の中には12月の忙しい時期にバタバタしながら飾り付けた、オーナメントいっぱいのクリスマスツリーがありましたが、店の外ではこのストロベリーツリーが、うちのクリスマスをあたたかく彩ってくれました。

赤い実を食べに小鳥たちもやってきます。花屋さんで買った当初は40センチほどの小さな苗木でした。今ではうちのお店の大切なシンボルツリーです。


お歳暮とお年賀の師走

12月はお店が最も活気に溢れ、にぎやかになる季節。お酒も年末の限定酒やしぼりたてが各蔵からどんどんやってきます。師走の忙しい時期ですが、来てくださるお客さんはどこかいきいきと嬉しそうな表情。クリスマスやお正月など、家族や懐かしい友達と過ごすあたたかな時間がその表情の向こう側に見えて、こちらもうれしくなります。「お正月にみんなで」と、笑顔で買ってくださったそのお酒を真ん中に、家族が集まっているところを想像すると、酒屋としてとても幸せです。どうぞ皆さまよいお年を。


1月


お店の前に鉢を置いて酒米を育てるようになってから、その酒米の稲わらでしめ縄飾りをつくるようになりました。材料さえあれば簡単にできると思っていましたが、きれいに作るのは至難の業だということが作ってみてはじめてわかりました。それでも、稲わらと束ね、整え、ねじったり結んだりする感覚に、やってくる新しい一年へ願いを込める感覚が自然と重なって、しめ縄を作る意味を少しだけ感じることができました。

形も歪で結び目だらけになって完成したしめ縄を店の入り口に飾り、お正月を迎えました。日本では昔から「結び目には神様が宿る」と言われているそうです。

お店の前で元気に育ってくれた去年の酒米に感謝を込めて。やってきた新しい年に祈りを込めて。


2月


立春朝しぼり

2月4日、立春の日の早朝に絞られる、その日一日限りの特別なお酒です。

酒屋も早朝から蔵元に集合し、ラベル貼りのお手伝いをします。冷たく澄みきった蔵の中での作業は、とても寒いのですが、心地よくもあり、しぼりたてのお酒の香りがうっすらと漂っています。作業後のお楽しみは、蔵元さんが準備してくださる出来たての朝ごはん。蔵元さんの酒粕が入った粕汁が、冷えた体に染み渡ります。

最後に愛知川の大瀧神社で一年の無事を祈ってお祓いをしていただいてから出荷しています。


しぼりたて大吟醸 茜酒

「蔵元でしか味わえないしぼりたて無垢な美味しさをお届けしたい」という想いから生まれたこいずみオリジナルの大吟醸「茜酒」。

大寒、立春と一年で一番寒い季節。しんしんと降り積もる雪を見ながら、「ああ旨いなあ」と心も体もあたたまる、理屈ぬきに「旨いなあ」と感じるお酒を心に描いてきました。

今年のラベルは、ぷくぷくと元気に発酵する醪の泡をイメージから、七宝文様を描きました。小さなえんが重なりあって、きれいな模様を描き出すように、このお酒が、小さな幸せを結ぶお酒になってくれるよう願いを込めています。

今年も皆様にとって穏やかな一年になりますように。


蔵元見学会&技術交流会

毎年この時期に開催される日本名門酒会さんの研修です。今年は福島県の酒蔵へお邪魔しました。見学させていただいたのは、「名倉山」「榮川」「奥の松」「大七」4つの蔵元さん。見学会当日は大寒波の影響で大雪。笑顔であたたかく迎えてくださった福島の皆さんに感謝です。

4つの蔵が、それぞれ違う考え方でお酒を造りながらも、お互いの志や福島の蔵元としての使命をしっかりと認め合いながら切磋琢磨している姿に、福島が持つ本当の強さを感じました。

蔵元見学:大七酒造さんへ行ってきました